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会計と税務の基礎知識
決算書の見方 その3
貸借対照表 負債と純資産

貸借対照表の左側が資金使途を示すのに対し、右側は資金の調達源泉を示します。借入金と資本金を思い出せば理解しやすいでしょう。


流動負債については資産の部でもお話しした通り営業循環サイクルの中にある債務です。流動資産とのバランスが気になります。一般的には流動比率という財務比率があって、流動資産/流動負債が200%以上だと良しとされています。


気になるのは長期借入金の残高です。売上の半分以下の借入金残高だとひとまずは安心です。借入の枠が足りない場合はリースを利用することがありますが、リースも実質的には借金による資産の購入です。しかしながら毎月のリース料のみが経費として計上されるだけですからリース債務がいくらあるのかは決算書を見ただけでははっきりしません。


また、公認会計士の監査の入る大会社と違って、中小企業の場合は引当金の計上も行われていません。代表的なのは退職給付引当金ですが、中退共に入っていない場合は、今後職員の退職による資金の流出がどの程度なのかが決算書を見ただけでははっきりしないこととなります。資産のところでもお話した回収不能な売掛金についても引当は行われていないと思います。


役員借入金についても目を通しておきます。事業が右肩下がりの場合は役員借入が慢性化しています。損益計算書のお尻が黒字でも、債務免除で黒字を確保しているだけのケースもあります。


資産の場合は、決算書に計上されているものについて、それが実在するかもしくは、価値が毀損していないかがポイントとなりますが、負債の場合は計上されていないものがないかどうか、つまりは網羅性がポイントとなるのです。


純資産の部は、債務超過かどうか、債務超過ではなくても累積の欠損が資本金を食い込んでいないかを確認します。自己資本比率については、中小企業場合は押しなべて低いのが通常です。役員借入金も実質的には自己資本と考えてよいでしょう。


利益準備金は資本金の1/4まで積立てますが、時々それを超えて積み立てている会社もあります。会社の経理レベルがわかります。